ホントにお金を増やせるなら投資を始めたい!けど、何から始めたらいいか、わからないんだ。
それなら、パパが手間をかけずに資産4,000万円を作れた投資方法を紹介するよ。
実際に投資を始めたいと思っても何から始めたらいいか、わからない人は多い。それでズルズル始めないまま時間が過ぎちゃうんだ。
でも、その分「投資に当てられたはずの時間」という財産を失っているからね。
うさぎちゃんにはお金で苦労してほしくないから、「お金と投資」については、パパが絶対に伝えておきたいことなんだ。
でも、ぶっちゃけあまり勉強したり手間をかけたりしたくないの。損したくないから、勉強しなきゃって思うんだけど、他にやりたいこともあるし。
初心者の頃、パパもそう思ったからよくわかるよ。だからパパは「ほったらかし投資」をやっているんだ。
だいじょうぶ。パパも同じ考えだよ。若いうちはたくさんいろんな経験をした方がいい。一日中パソコンとにらめっこするような投資でお金を増やすんじゃなくてね。
ほったらかし投資?
ほったらかし投資なら、勉強も手間も最小限にしながら着実にお金を増やしていける。パパはこの「ほったらかし投資」の手法で資産4,000万円を作ったんだ。
ほったらかし投資なら、自動的に投資する仕組みを一度作ってしまえば、あとはほとんど手間をかけずにお金を増やしていくことができる。
それが「ほったらかし投資」だよ。
ほったらかし?そんなテキトーな投資手法じゃ損しちゃうじゃない!
ううん、そうじゃない。
むしろ「ほったらかし」だからこそ投資初心者でも堅実に資産づくりをすることができるんだ。
どういうことか、順をおって説明していくね。
これから話す内容を知っておくと、投資でどんな知識が必要かがわかるし、ムダな時間を費やさなくて済むからぜひ読んでほしい。
これから話す内容を知っておくと、投資でどんな知識が必要かがわかるし、ムダな時間を費やさなくて済むからぜひ読んでほしい。
まず、投資初心者の人は、
・自分が決算書や四季報を勉強して、
・自分で企業分析して株を選んで
・自分でタイミングを見極めて株を売買して
・経済ニュースを毎日全部チェックして
みたいなイメージを持ってる。
「投資ってはたくさん勉強して、やらなきゃいけないことがたくさんある」と思い込んで、とにかく自分でいろいろやろうとしがち。
(くまパパもそうだった笑)
でもね。実はそれが良くない。
自分で何でもいろいろやろうとするから、かえって失敗して損する原因になるんだ。
そこで、これから、パパが手間をかけずに資産4,000万円を作った「ほったらかし投資」について話していくよ。
この記事の内容を知らずに投資を始めてしまうと、思わぬ失敗をして後悔することになるかも。せっかく投資を始めたのに報われなかったり、知らぬ間に高いリスクをとっていたり詐欺にだまされたり。
そんなの悲劇だよね。
失敗しても時間は戻らない。後悔しないために、これから投資を始めるうさぎちゃんには、ぜひ読んでほしいと思うよ。
ほったらかしで数千万円も資産が作れるなんて、もし本当なら知りたい!
ということで、この記事では次のようなことを、順をおって、図解でわかりやすくお話していくね。
- ほったらかし投資って何?
- 向いてる人、向いてない人
- メリット・デメリット
- 始め方5ステップ
- ほったらかし投資で買う商品
- 資産シミュレーション
- 失敗するケースと対処法
- 具体的な勉強法
- 絶対知るべき注意ポイント
読み終わる頃には「ほったらかし投資をやってみたい」とワクワクしているはずだよ。
【パパの実績】ほったらかし投資でどれくらいお金を増やせるのか?
内容をくわしくお話ししていく前に、実際にほったらかし投資でどれくらいお金が増やせたのか、パパの実績をお話ししよう。
身近に「ほったらかしでこんなに増えるんだ」という具体的な事例があれば、より興味をもってお話を聞けるでしょ?
そうだね、どうやって資産4,000万円にたどり着いたのか、気になる。
【実績】資産4,000万円はほったらかし投資がメイン
まずは資産の内訳を見てみよう。実は、教育資金のこともあるから、現預金を厚めに残しるんだ。
何かお金が必要になったときにも現預金があれば投資を継続できるもんね。
値下がりしたら高配当株を買おうと思ってたから現預金を多めにしてるのもあるんだけど、ちょっと厚すぎるね。
NISAを含めた投資信託で1,300万円、企業型確定拠出年金(DC)で940万円ほどを運用中だよ。
資産の半分以上は投資で運用しているんだね。
本当はもっと投資に回したいと思っているけど、新NISAとかも控えているから、今は様子を見ているよ。
2007年から投資信託を始めて、15年以上 投資を継続中
投資はいつから始めたの?
2007年に毎月3万円の投資信託を購入し始めたんだ。それから退職金が企業型確定拠出年金になってそれも始めた。
NISAは2021年から始めたよ。これはちょっと出遅れた!
いちばん注目してほしいのは、2007年から開始した投資信託だよ。
15年という長期間で元手の1.7倍に増えている。
おー、1.7倍!
銀行に預金してるよりはるかに増えているね!
複利効果ってすごいよね!しかも、2007年に一度、積立投資の自動購入を設定してから、ずーっとほったらかしだよ。
時々チェックはしていたけど、手は加えてない。だけどむしろ、
ほったらかしていたおかげで、これまでに3回くらいあった大きな暴落→回復を味方につけて、資産を増やすことができたんだ。
実はもっとこうすれば良かったって後悔している点もあるんだけど、それはまた別の記事で。
>>>実は後悔あり!本当はこうすれば良かった積立投資信託の失敗3つのポイント<<<<<
また、上記以外の、DCやNISAなどの資産運用については、次の記事でくわしくお話ししてるよ。
>>>金融業界の大企業社員も失敗してる!?知らないと損するDCの3大ポイント<<<
>>>NISAとジュニア NISAで資産運用はどう変わったか<<<
「ほったらかしにしておくために」知るべき知識がある!一緒に勉強しよう
ほったらかしで170%増えるなら魅力ある!でも、ほったらかしておくなら、特に知識なんて要らないんじゃない?
いや、むしろ、ほったらかしておくからこそ、知っておかなかきゃいけないことがある。実際に始めてみるとわかるけど、投資は誘惑や詐欺話がホントに多いからね。
だからこそ、着実に投資で資産を増やしていくために知っておいてほしいことを、これからお話ししていくよ。
とはいえ、デイトレードや個別株投資に比べたらずっと知るべき内容は少なくて済むから安心してね。
ほったらかし投資だから初心者でも勝ち組になれる
やっぱり企業の財務分析とか株価のチャート分析ができる人の方が、株でお金を増やせるんでしょ?
そんなことはない。むしろそういう分析系に下手に手を出すと、勉強や経験を積むのに時間がかかるわりに、損するリスクが高くなりかねないんだ。
ほったらかし投資は「自分に確実にできる範囲で投資をする」というのが大事。投資のプロを目指しちゃいけない。
その理由は次の記事で詳しく話しているよ。
>>>投資のプロを目指すな!企業分析やチャート分析をいくら勉強しても投資で勝てない3つの理由<<<
「時間がない」ことを自覚しよう
うさぎちゃんは、日々忙しくて投資やその勉強に時間がかけられないんじゃない?
うん!仕事も忙しいし、帰宅したらやりたいこともあるし、遊びにも行きたいし。とにかく時間がない。
そうだよね。若いうちは興味のあることをたくさんやっておいた方がいい。だから投資に使える時間なんて多くないんだ。
そういう人にぴったりの投資手法が「ほったらかし投資」。最初に一度設定してしまえば、あとはほぼ手間がかからず自動的に投資ができる。
社会人、結婚、子育て、老後といつになっても時間は無さそう。だから無理なく続けられる投資スタイルが大事ってことね。
うん。だからパパは「ほったらかし投資」を続けてきた。これから何十年も投資を続けていくには「無理なくできる」かつ「着実に資産を増やせる」というのがとても大切だと思わない?
うん!ほったらかし投資について、すごく知りたくなってきた!
では、次の章から、まず「ほったらかし投資とは?」を確認しよう。
ほったらかし投資とは?
ほったらかし投資とは、こういう投資スタイルだよ。
- 自動決済で毎月つみたて投資(手法)
- 厳選インデックス型の投資信託を買う(商品)
- 最初に設定したら、淡々と続ける(方針)
内容を順番に見ていこう。
【ほったらかし投資の買い方】自動決済で毎月一定額をつみたて投資する
ほったかし投資では、最初の設定が大事。その後、安心してほったらかしできるようにね。
ほったらかし投資は、最初の設定で失敗すると資産づくりも失敗してしまう
ほったらかし投資の最初の設定で大切なことは次の3つ。
- 毎月一定金額をカード決済にすることで
- 定期的に投資信託を購入していくこと
- 金額設定と投資信託選びが最重要
投資自体は、証券会社で口座開設すればだれでも簡単にできる。
でも、いちばん大事なのは、
- 毎月いくら投資金額にまわすか
- どの投資信託を購入し続けるか
を最初に決めるところなんだ。
この判断を誤ってしまうと、ほったらかし投資をいくら続けても、ぜんぜんお金が増えない。それどころか、損するリスクも高まって後悔することになってしまう。
この記事で、「投資金額」と「投資商品」を設定する際のポイントも後述していくので、かならず確認してほしい。
余裕のあるときだけ投資をしようとする初心者ほど失敗するワケ
なんで自動的に購入する必要があるの?余裕があるときだけ買うのではダメなの?
初心者の人の多くが、そういう疑問を持つよ。僕も勉強するまではそう思った。でも、初心者のうちは、自分で毎回売り買いしながらでは、投資でお金を増やすのは難しいというのがパパの結論だよ。
その理由を話していこう。
まず、毎月自分で購入するのは正直面倒くさくない?それに忘れてしまうかもしれないよ。
たしかに面倒くさい。わたし忘れっぽいし。
それに、下落相場のときには買うのをためらっちゃうのが人情。でも、ためらうと平均取得単価を下げることができないので、長期的に見て資産がうまく増えていかないんだ。
ちょっと難しいかな。
ざっくり言うと、下落している安い株価のときに買わないと、「低く買って高く売る」という投資の基本的なコトができない。だから、資産も増えていかないんだ。
このあたりは、こちらの記事でくわしくお話ししているので読んでみてね。
>>>なぜ下落相場のときにも株を購入し続けないとお金が増えないか?<<<
ここでは、毎月コンスタントに購入していくために自動購入の設定が必要!というのを覚えておいてほしい。
【ほったらかし投資の商品選び】厳選されたインデックス型の投資信託を購入することが大切
ほったらかし投資は、一度買ったらずっと持ち続けるという長期の投資手法。
ずっと?
ずっとってどれくらい?
少なくとも10年、できれば15年以上。
だからこそ、最初の投資信託選びがとっても大事なんだ!
ほったらかし投資では、ずっと保有し続けるからこそ、厳選された条件の投資信託を買うことがとっても大切。条件にマッチしない投資信託をいくら持ち続けてもお金は増えていかないよ。それどころか、知らぬ間に高リスク商品を選んでたってことにもなりかねないから、絶対にチェックしよう。
ほったらかし投資の絶対に知っておきたい3つのポイント
ところで、ほったらかし投資では、
- 長期
- 分散
- 積立
の3つがポイントになる。これをしっかり理解してほしい。
なぜ、ほったらかし投資でその商品を選んで買うのか?の理由になるからね。
ほったらかし投資では、長期・分散・積立にマッチした商品だけを、毎月自動購入していくよ。
01:長期
一度購入したらずっと持ち続ける。10年、できれば15年以上は持ち続けることが大事。
長く保有するほど損するリスクを小さくできるし、「複利」の効果でお金がより増えていくからだよ。
長期保有について詳しくは次の記事で話しているよ。
>>>なぜ長期保有する人ほどラクして資産を増やせるのか?<<<
02:積立
毎月一定金額を自動的に購入する。さっきも話に出たけど平均取得単価を下げることができるからだね。
毎月自動購入する「積立」がなぜ大事かについては次の記事で詳しく話しているよ。
>>>なぜ毎月自動購入での積立投資をやる人ほど不安を抱かずにお金を増やせるのか?<<<
03:分散
株を購入するなら1つの企業だけ買うのではなく、多くの企業を購入して損するリスクを分散する。
この「分散」を実現するために投資信託を購入する必要があるんだ。
たとえば、僕が毎月購入している「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」という投資信託があります。
代表的な投資信託だね。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」という投資信託たった1つで、
- 米国のニューヨーク証券取引所等に上場および登録されている500銘柄の企業に分散して投資できる。
- ざっくり言うと、米国市場全体を買っているというイメージ。これだけで十分な「分散」ができる。
- しかも毎年、企業の業績などを反映して、銘柄の入れ替えも自動的にやってくれる。
これを個別株を買って同じくらい分散をしようと思ったら、時間がいくらあっても足りないよね。10社でも無理じゃない?
少なくとも私にはムリ。ちゃんとリスク分散するためにもメンテナンスするためにも投資信託を購入するってことね。
【ほったらかし投資の方針】鬼ホールド!下手に売買すると負け組になる!
ほったらかし投資では、自分であれこれいじろうとしないことがとても大事。
- この企業が伸びそうだからスポットで購入しよう
- 今は暴落してて怖いから買うのを控えよう
- 利益確定するために一度売ってしまおう
というように、下手に自分でいじるとロクなことにならない。
最初に設定をしたら、あとは文字どおり「ほったらかし」にしておけばいいんだ。
投資ってしょっちゅう売ったり買ったりするイメージだったけど。
多くの人がデイトレーダーのイメージで、しょっちゅう売り買いをしていると思い込んでる。でも、初心者には再現性が低いし、他に本業がある場合には時間もぜんぜん足りない。
投資のプロでない初心者が、少し勉強したくらいの判断基準で、不用意に売買をしても損するリスクが高まるだけ。
余計なことはしないで、市場平均のリターンをただ待つという心のゆとりが重要なんだ。
でも平均点ってなんだかな。もっとガツーンと増やしたいけど。
わかるわかる。初めたばかりの人はそう思うよね。パパも勉強するまでは「平均点?もっと高みを目指してお金を増やすぜ」と思ってた。
でも、ある事実を知ってそれが変わった。
それは、投資のプロと呼ばれる投資家たちでさえ、市場平均を目指す「インデックス投資」に90%以上は負けてしまう現実があるんだ。
投資のプロが運用する「アクティブ投資」は市場平均以上のリターンを狙って銘柄やタイミングなど工夫する。もちろん勉強や企業分析もたくさんしているだろう。
それでも、10年以上の長期にわたって市場平均を上回る実績を出し続けることは難しいんだ。
初心者の私がいくら勉強しても投資のプロには遠く及ばないもんね。そのプロですらほとんどが市場平均に及ばないなんて。
そう。だから、欲を出さないで、市場平均を目指すインデックス投資の投信信託を購入したら、あとはほったらかしておくのがベターというわけ。
僕たちは下手にいじらず、むしろ「ほったらかし」にした方が良いよ。
パパも、もし「投資のプロ」を目指して市場平均を上回るリターンを狙うような投資をしていたら、確実に失敗していただろうね。資産も貯められなかったと思う。
さて、では具体的な投資信託の選び方は後で述べるとして、次はうさぎちゃんが「ほったらかし投資」に向く人かチェックしてみよう。
ほったらかし投資に向く人の3つの特徴
ほったらかし投資に向いている人はこんな人。
- ズボラで手間がかかることはやりたくない人
- 日々忙しくて時間がない人
- 普段から忘れっぽい人
- なるべく投資の勉強をしたくない人
- お金があるとつい使ってしまう人
わたし、ほぼ当てはまってる気がする‥‥
正直でいいね!ひとつずつ見ていこう
ズボラで手間がかかることはやりたくない人にほったらかし投資は向いてる
わたし本当にズボラで正直手間のかかることはやりたくないんだけど、投資しても大丈夫?
むしろ、ほったらかし投資がぴったりだよ。
実は、パパは手間をかけて投資して挫折した経験があるんだ。
例えば・・・
- 日々株価をチェックしたり経済ニュースをチェックしたりすることはしたくない。
- めんどくさい投資の勉強もなるべくしたくない。
- なるべく投資や株価に振り回されずに毎日生活していきたい。
そう思っているなら「ほったらかし投資」が向いている。最初に設定したらあとは放っておくだけで資産づくりができるからだね。
普段からいろいろと忘れっぽい人にもほったらかし投資はぴったり
手動でやろうとするとどうしても忘れてしまうよ。日々いろんなことがあってたくさん考えることもあるからね。
定期的に自動で購入できるので今月は購入し忘れてしまったということがない。株価が下がった時に着実に購入できるから、忘れっぽい人でも着実に資産が増やせる。
お金があるとつい使っちゃう人こそほったらかし投資
わたしお金があるとついつい使ってしまって、いま投資資金がほとんどないんだ。
パパも若い時はそうだったかも。実際そういう人は多いよ。だからこそ、自動で毎月投資する仕組みを作ることが大事なんだ。
お金があるとついつい使ってしまう。
貯金が苦手だという人にも最適なのが、毎月一定額を自動的に購入する積み立て投資する「ほったらかし投資」。
給料が入ったらその一部を自動振替で自分の証券口座に入金する設定をしよう。
そこから自動で投資信託を購入する設定をすればいいだけ。
カンタンだよね。これで毎月自動的に投資信託を購入する仕組みの出来上がり。
お金があるといつのまにかなくなってしまう。結局、投資信託が購入できなかったという人も多い。
でも、10年、15年経って後悔する。「あの時から積立投資しとけばいくらになってたんだろう。もったいない!」って。
だから、強制的に投資に回すほったらかし投資はとても良いと思うよ。
たしかに、ある程度、強制力があった方が投資できそうな気がする。
実は、パパも若い頃はめんどくさがりでね。でも、上記の仕組みを最初に設定したおかげで、自動的に毎月3万円を15年間積立投資できた。この分だけで無理なく資産900万円にできたので本当にオススメだよ。
資産作りをする上で、収入の一定額を最初に確保する先取り貯蓄、先取り投資というのはとても重要な考え方なんだ。
名著「バビロン大富豪の教え」でも記述されている、資産づくりに大切な黄金法則の一つ。
強制的に貯蓄や投資に回して残ったお金の範囲内で生活する。
だから、ほったらかし投資は、(わたしみたいな)めんどくさがり、忘れっぽい人、貯金がニガテな人にはぴったりの投資手法だって、パパは言うのね。
うん。逆に言えば、これすらできない人は投資はやめといた方がいいと思うよ。
日々忙しくて時間がない人はほったらかし投資に向いてる
ほったらかし投資は日々で忙しくて時間がない人にぴったりの投資方法。
例えば、会社員であれば日中の時間帯には株価をチェックをしたり売買注文をしたりする時間はないよね。だから出勤前や昼休みに売買注文をしたりする人もいる。
でも、毎日毎日株価を気にしながら仕事をするというのは精神的にもキツくない?
うーん、たしかに。毎日しんどい気持ちになりそう
それに、こうした限られた時間で銘柄選びから売買タイミングなどの投資スキルを身につけていくことは、到底ムリだよ。
まして、将来、子育てしたり、仕事をしながら子育てもとなれば、勉強したり投資にかけられる時間は取りにくくなる。
かくいうパパもね。
投資を始めた頃は、日中に株価をチェックして帰宅後に勉強したり企業分析をしたりと「個別株投資」をやってみたことがある。
個別株投資って?
自分で1社ずつ企業分析して、投資先の企業を選んで、買うタイミングと売るタイミングを見計って運用する投資手法のことだよ。
へぇー、自分でいろいろがんばる投資もやった経験があるのね
本当にたいへんだし、心も休まらない。半月もすると、自由な時間もないしストレスもたまって、サボりがちになり挫折したんだ。
でも「投資に向いてないんだ」とは考えずに「自分に合った投資スタイルがきっとあるはず!」と書籍を読み漁ったのがよかった。
そして、ほったらかし投資のスタイルにたどり着いて15年以上続けているんだ。
インデックス型投資信託 > 投資のプロ > ぼくたち素人
ぜったいにしておきたい重要なことは、
- 僕たち素人がどれだけ時間をかけて株価をチェックしたり投資の勉強したとしても、投資のプロたちには到底及ばないということ。
- そして、その投資のプロでさえも長期的には市場平均を目指すインデックス投資にはほぼ勝てないということ。
だったら、最初から市場平均を目指すインデックス投資の投資信託を購入する方が手っ取り早く、また良い投資成績になりやすいと思わない?
そういうことなんだ。
じゃあ、時間があったとしても自分で個別株投資をするより、投資信託に任せた方が良いってこと?
そのとおり。いちかばちかのホームラン狙いでなく、堅実に市場平均の勝ちを目指す投資信託を買うのがベター。パパもその考えで資産を作ってきたんだ。
日々時間がなくて忙しい人たちが「個別株投資」に挑戦するのはかなりハードルが高い。パパにはとうてい不可能だった。それに、週末は自由の時間として家族と過ごしたり、趣味に没頭したいなどやりたいこともあるでしょ?
だからこそ、「ほったらかし投資」が向いている。<br>日々の生活を株価のことばかり考えて過ごしたくないじゃない?
うん、それはイヤ。毎日楽しくなさそう
ほったらかし投資は、投資信託を毎月一定額、自動的に買い付けてくれるので、最初の設定さえしてしまえば、日々の生活の中で時間を取られることはない。
投資信託を選ぶだけなので、何社もの企業分析をして比較したり株価のチャート分析などに勉強する時間も必要ない。
ほったらかし投資の良いところはこういうところ。
- 自由に使える時間が増える
- 投資にかかる手間が少ない
- でも着実に資産を増やしていける
なるほど。たしかにわたしにぴったり。
逆に、向いてない人なんているの?
うん。じゃあ次はほったらかし投資に向いてない人の特徴を見ていこう
ほったらかし投資に向かない人はあれこれやりがちな人
ほったらかし投資は誰にでもできる簡単な投資手法。ほったかしておけばいいんだから。でも、ほったらかし投資が向かない人もいる。
それは「ほったらかし」にできない人です。
ほったらかしにできない人?
つまり、どうしても自分でいじりたくなってしまう人だよ
例えば・・・
- 株価を毎日チェックして一喜一憂してしまう。
- どうしても自分でお宝銘柄を発掘したい。
- 自分で企業選定して個別株投資をしてみたい。
- 株価が下がった時を狙って売買したい。
- 臨時収入があればスポット購入したい。
- 安い時に買って高い時に売るというのが投資の醍醐味だと思ってる人。
こうした人にはほったらかし投資は向かない。と言うか、性格的にほったらかし投資ができないんだ。
そもそも、ほったらかし投資で資産がを作ることができるのは、時々下落したり株価が上がったりを繰り返して、安く買いつける回数が増える。それが平均取得単価を下げて、後に株価が上がった時に大きな利益となるんだ。
平均取得単価については、次の記事でくわしくお話しているよ。
>>平均取得単価とは?ドルコスト平均法で積立投資<<
だから、ほったらかし投資もいちいち手を出してタイミングを計るようになってしまうと、高い時にたくさん買ってしまったり、安い時を買い逃したりして逆効果に働いてしまう。
なるほど。がんばったことが裏目にでちゃうわけね
そう。ちょこちょこ自分でいじるよりも自動設定をしたら、月一にチェックするぐらいの人の方がちょうど良いんだ。
すっかり忘れてしまっている方がマシかもしれないね。
投資をしてる人には有名ですが、こういう噂話もあるんだ。
一番投資成績が良かったのは死んでしまった人。次に投資をしてることを忘れてしまった人なんだとか。
それくらい一度買ったらじっくり長期保有していじらないことが資産づくりでは重要ということだね。
短期で利益を確定したい人には、ほったらかし投資に向かない
もう一つ、ほったらかし投資に向かない人の特徴は、短期で利益を確定して現金を手にしたい人。
誰だってできるだけ早くお金を増やしたいんじゃない?わたしもできればそうしたい。
それはそうなんだけど。短期でお金を何倍にも増やそうとすると、たいがい失敗してしまうんだ。リスクが高いということだね。
もし本当に半年や1年で資産が5倍、10倍になるなら良いんだけど、
残念ながらそんなうまい話はない。
高くない可能性のために相応のリスクを負う必要があるんだ。
リスクとリターンの関係については、次の記事で詳しくお話ししているよ。
>>>ローリスク・ハイリターンは存在するのか?<<<
このリスクとリターンの関係を知っておかないと、あっさりと詐欺にひっかかったりする。損せずにお金を増やしたいのに、詐欺でお金を失ったら元も子もないよね。
うん。ぜったいにだまされたくない!
ちなみに、こう思っている人は、投資詐欺の人から見ると格好のカモだよ。
- 損したくない
- でも短期で大きくお金を増やしたい
リスクとリターンの関係がわかってないとだまされちゃう。気をつけてないといけないね
話を元に戻すと、投資にそんなうまい話はない。
だから、ほったらかし投資は10年以上の長期にわたって市場平均を目指す投資信託を保有し続けることで、損するリスクをできる限り抑えて資産づくりをしていこうというわけ。
短期にノーリスクで大金を儲けようとすると投資詐欺にダマされる
半年とか1年とかで500万円利益を出したい!とか、現金を手にしたいという人にはほったらかし投資は全く向いてないよ。
その場合には別な手法を探し始めるわけだけど、もはや欲に目がくらんでるから詐欺のウマい話にだまされるのがオチ。
- 年利20%で3ヶ月で資産がみるみる増えた
- 年6回の配当で元手を1年で回収
- 特別な投資家だけが知る秘密の情報をこっそりあなただけに、、、
- ワンルーム不動産投資でラクに不労収入
- FXで億り人に、、、
こう言った商品にカモられる。
そんなウマい話はないってことね
「短期にラクして儲けたい」って思う人ほどコロッと騙されちゃう
>>>知らないとダマされる!なぜ「損したくないけど短期間で儲けたい人」はカモなのか?<<<
短期間でお金を増やしたいなら、個別株投資に手を出す人もいるね。たしかに手法のひとつではあるけど、投資のプロでも難しい手法ですから、初心者には相当ハードルが高いよ。
実際、パパは個別株投資もやって運よく利益も出たんだけど、株価やニュースがいつも気になってね。ソワソワする毎日に耐えきれず、ほったらかし投資にたどり着いたんだ。
なお
たしかに購入した企業の株が暴落したら回復する保証もないと思うと、毎日落ち着かないかも。
今となっては深みにハマる前に個別株投資から撤退できてよかったと思っている。個別株投資をするなら投資する企業を選定するために財務分析や企業情報を分析しないといけないから時間がとられる。
その時間があるなら、副業などで収入自体を増やすことに時間を使うべきだよ。
絶対に忘れちゃいけないのは「株価は誰にも読めない」ということ。
>>>知らないとダマされる!なぜ「絶対に儲かる株」は100%ウソなのか?<<<
だから、パパがおすすめしたいのは「ほったらかし投資」。目先のお金にとらわれずに、老後資金の将来の不安を取り除くことを目標に、長期でほったらかし投資を続けていくというスタンス。
パパもその手法で資産を作ってきたんだ。
>>>手間なく平均点を狙う投資を続けたら15年後に気づいたら「資産」ができてた、ウソみたいな本当の話<<<
もし短期的な利益を目指して半年や1年で売買を繰り返していたら、ここまで資産ができなかったと思うね。